2023年8月4日から1泊2日で行われた「朝摘み生ホップ収穫&ビールづくりツアーIN白鷹町」に参加してきました!
湯坊いちらくさんが提唱する“旅を通して山形のディープな食の背景を巡る体験型ツアー”その名も『山形未知体験』。
今回はそんな記念すべき第1回目となります。
チェックインしてからチェックアウトまで思う存分美味しいビールを飲み、次の日はホップ収穫体験、収穫したホップの加工まで見ることができるというビール好きさんにはたまらない何ともロマン溢れる体験ツアー。
秋にはそのホップを使用したビールの完成の合わせて『天童温泉オクトーバーフェスト』を開催!
目次
湯坊いちらく TENDO SPA&BREWERYとは?
クラフトビール工房(天童ブルワリー)がある温泉宿「湯坊いちらくTENDO SPA&BREWERY」。
世界一の“湯上がり体験”ができる「唯一を、楽しむ」をコンセプトにした温泉宿です。
2023年1月には「桜桃の花 湯坊いちらく」から現在の「湯坊いちらくTENDO SPA&BREWERY」へリニューアル・グランドオープンしました。
湯坊いちらくTENDO SPA&BREWERYの特色は何といっても自家製ビール!
館内にあるビール工房「天童ブルワリー」の自家製ビールを、オールインクルーシブで楽しめる世界唯一の宿なんです。
また夏季限定で週末には自家製かき氷の提供も行っており、宿泊客でなくても利用することができます。
今回は「朝摘み生ホップ収穫&ビールづくりツアーIN白鷹町」の様子と合わせて宿泊レポも紹介していきます。
ビール大好き!な方から夏季限定かき氷が気になる!という方、どんなお部屋があるの?という方まで、ぜひご覧くださいね。
湯坊いちらくTENDO SPA&BREWERYのかき氷レポはこちら
1.【1日目】 湯坊いちらくTENDO SPA&BREWERYへ宿泊
初日は湯坊いちらくTENDO SPA&BREWERYでの宿泊を大満喫!
暖簾をくぐると非日常の空間が広がっていました。
館内に入ると、そこはまるで小さなミュージアム!
古き良き旅館の雰囲気と、近代的な美術品の調和が取れた素敵な空間が広がっています。
これらの作品は山形を代表する彫刻家「松田重仁」さんのものなんです。(詳しくはこちら)
①館内の様子
①ロビーラウンジ
ロビーラウンジの様子です。
チェックアウト後はもう早速飲めちゃいます。
早速1杯。
夏の暑い日に飲む1杯目がたまりません!
嬉しいおつまみも。
ロビー横にはお土産を購入できるSHOPもあるので、チェックを忘れずに。
同じくロビーすぐ近くに浴衣 タオルコーナーがありました。
可愛らしい浴衣がたくさん!
ぜひお好みの浴衣で館内を散策してくださいね。
キッズ用の浴衣もありました。
アメニティもこちらから。
②多目的スペース 「蔵」
自由に過ごせるフリースペースとなっています。
セミナーや展示会、ワークショップ等のイベント会場として貸切でのご利用も可能です。
③ライブラリー
読書をしながらまったりもできます。
④ツキコマSTAND
TENDO BREWERYのビールをはじめ、お好きなドリンクを気ままにお楽しめる嬉しいスポット。
15:00~20:00はセルフサービス、20:00~21:30はバーテンダーがドリンクを作ってくれます。
後ほど詳しく紹介しますね。
2.今回のお部屋はここ!
早速お楽しみのお部屋へ。
今回利用したお部屋がこちら!
反対側の様子です。
左手にもう一部屋あって…
何と書斎が!
このお部屋はワーケーションに特化した客室なんです。
お仕事があるときなんかはちょっとここでメールを送ったり…なんてことができます。
3.夕食
館内の温泉で癒された後は、お待ちかねの夕食タイム!
郷土料理と創作和食の基本会席をいただきました。
夕食スペースの様子です。
もちろん夕食会場でもTENDO BREWERYのクラフトビールがいただけます。
初めは旬菜としてもずく酢、トマトチーズ、焼きとうもろこし、だだちゃ豆、茄子と紅花麩の田楽、鴨ロース、勘次郎きゅうりです。
冷やし鉢で玉子豆腐山形だしのせもいただきました。
丁寧に作られた料理は1品1品が美しく、1口いただくほどに感動を覚えるほど。
冷製スープはじゃがいものビシソワーズ。
温泉で火照った身体をすっと冷やしてくれる一杯。
お造りは鰹、生蛸、かぜ雲丹、沢蟹、くらげに、
白鷹産の馬刺しも。
県内にいくつか馬刺しを扱っているお店があるのは知っていましたが、いただくのは初めてです。
新鮮なお造りはスタッフさんが持ってきてくれた日本酒と一緒に。
馬刺しはさっぱりとしていて、生姜醤油との相性も抜群でした。
いよいよメインの登場!
ジョスパーズグリル(木炭100%の最新式炭焼きグリル)で焼き上げた最上伝承野野菜と山形牛炭火焼きグリル。
お肉自体に塩胡椒もされていますが、お好みでわさびや南蛮味噌ともいただきました。
ジューシーなお肉は噛むほどに旨みが…説明いらずの美味しさです。
焼き物ということで、運ばれてきたのは鰈(かれい)西京焼きと万願寺揚げ浸し。
鰈は煮物でいただくことが多かったので、西京焼きは個人的には珍しかったです。
味噌の香りが食欲を引き立ててくれます。
メインの料理と一緒に鰻釜炊きご飯と一緒にいただきました。
もうこのご飯が美味しくて…。
鰻のふわふわとした柔らかさと旨みが口の中に広がります。
鱧と夏野菜のお吸い物も。
優しい味わいでホッと一息。
甘味は無花果(いちじく)ゼリー、庄内メロン、尾花沢西瓜と山形の旬のデザートです。
すでにお腹いっぱいでしたが、デザートは別腹。
さっぱりといただきました。
ビール意外にもさまざまなドリンクが用意されていました。
旅館やホテルを利用するとドリンクなどは別料金ですが、湯坊いちらく TENDO SPA & BREWERYさんではすべて料金に含まれています。
食事に合わせてセレクトできるのも嬉しいポイント。
今回初めてオールインクルーシブの旅館を利用させていただきましたが、控えめに言っても最高です!
4.ツキコマスタンド
美味しい食事の後はツキコマスタンドへ。
宿泊時のメニューがこちら。
ビアタイムは15:00~20:00でビールの他、スパークリングワインやシードルがいただけます。
20:00~21:30はレイトカフェタイム、かわいいオリジナルカクテルやノンアルコールカクテルが楽しめます。
ノンアルコールメニューもあるので、お酒を飲めない方もご安心ください。
注文するとバーテンダーさんが作ってくれます。
ライブ感があって見ているだけでも楽しい!
ビアテラスでは焼きマシュマロを自分で焼いていただくこともできました。
5.貸切露天風呂
フロント近くに札があるので、お目当ての札を取ってお風呂の入り口へ。
今回ははひのきを利用しました。
脱衣所の様子です。
お友達や家族で入浴しても十分な広さ!
大浴場や露天風呂ももちろん良かったのですが、貸切露天風呂もぜひ入っていただきたいです。
時間が許すなら入り比べがおすすめ。
6.【2日目】メインイベント「朝摘み生ホップ収穫&ビールづくり IN白鷹町」
①朝摘み生ホップ収穫
ツアー2日目はいよいよメインイベント白鷹町のホップ農家さんへホップ収穫体験へ。
貸切バスで途中休憩を取りながら向かいます。
到着して見えるのがこの景色!
青空に綺麗な緑色のホップ畑が映えますね。
お話を伺ったのは白鷹町でホップを作り続けて60余年のホップ農家・槌谷(つちや)さん。
ビール造りにおいて重要なホップ。
実は山形県では戦後から1968年にかけて日本一の耕作面積と収穫量を誇っていたのをご存知ですか?
特に今回訪れた白鷹町は県内でも最大の生産量を誇る一大産地でもありました。
しかし現在3,000人程いたホップ栽培者も、30名まで減少しているんです。
そんな中、県内のクラフトビール醸造施設は、2022年まで5軒だったのが、この先数年で約10軒まで拡大する見込みなんだそう。
湯坊いちらく TENDO SPA&BREWERYさんでは、「減少するホップ農家と、県内中のブルワリーをマッチングし、お互いにとっての課題解決や商品力拡大のために協力し「クラフトビールといえば、山形だよね!」と言われる日を夢見て、これからもビールづくりに励んでいきたい!」と仰っていました。
さっそくホップ詰み体験開始です!
トラックに乗った槌谷さんがつるを切ったホップを参加者で手で摘み取っていきます。
ホップを潰さないよう気をつけながら、摘み取っていきます。
もうこの時点でふわりとホップの良い香りが。
例えるなら柑橘系のようなフレッシュな香りです。
何だかコロンとしたフォルムが可愛らしいです。
この日すぐに醸造作業に入るので時間との勝負!
気がつけば無心で摘み取る参加者達。
声を掛けられなければずっと摘み取っていたくらい集中する作業は楽しくもありました。
みんなで摘み取ったホップがこちら!
摘み取ったホップは仕込みの為、一足先にTENDO BREWERYに運ばれます。
②ホップ畑でランチタイムとクラフトビール
ホップ摘みの後はランチタイムです。
手摘み作業後にホップ畑に戻るとこんなに素敵な光景が!!!
白鷹町の「道の駅 白鷹ヤナ公園 あゆ茶屋」さんからも出張サービス。
名物の鮎焼きと豆腐田楽がセッティングされていました。
もちろんビールもあります。
青空の下美味しい料理とビール、これだけでも至福の時間なのに更にたまらない光景をこの後目にします。
こちらです。
注ぎたてのビールに摘みたてのホップを浮かべるという斬新な飲み方!
なんとも贅沢!
ポップを浮かべ更に香り高いビールと美味しい料理に参加者達の距離もぐっと近くなります。
③TENDO BREWERYの見学
贅沢なランチの後は一足先にTENDO BREWERYに運ばれたホップの仕込み作業の見学です。
ホップがどのようにビールになっていくのか、その過程を見学させていただきました。
なかなか見ることのできないホップをタンクへ投入する様子なども見学させていただきました。
その場で麦汁の試飲も。
まだ温かくほんのり甘味も感じられます。
後ほど旅館で麦汁に生ホップをつけたものもいただいたのですが、味が全然違いました。
ぐっと苦味も増して一段とビールに近づいた印象です。
新鮮な麦汁を飲むなんて、なかなかできない体験ですね。
こうしてホップの収穫から仕込み作業までの一連の流れを見るとビール作りの大変さ、そして美味しさをより感じられます。
④湯上がりかき氷
ホップ摘みやランチなどで汗をかいたので、温泉で汗を流した後はかき氷をいただきました。
いただいたのは「蔵王すぐりピスタチオ」です。
蔵王すぐりは全国シェア1%というとても希少な果実。
無農薬・無化学肥料で育てた蔵王すぐりのシロップが中にも、そして更に追いシロップもできちゃいます。
爽やかな酸味がお風呂上がりにピッタリ!
美容にもよさそうです。
7.天童温泉オクトーバーフェスト2023 -白鷹ホップの収穫祭-
今回の体験ツアーで仕込んだ生ホップビールの解禁イベントが今秋開催決定しました!
詳しくはこちらからご確認ください。
ビール好きの皆様ぜひチェックしてみてくださいね。
自分たちで摘んだホップで作ったビールを飲むことができるなんて、何て贅沢!
(参考)おすすめ記事
①天童市のおすすめグルメ&スポット
②まとめ記事