【NHK×やまぐら】夕方6:10の裏側へ ——「やままる」生放送スタジオに潜入!(後編)
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日本放送協会(NHK)とやまがたぐらしのコラボ企画も3年目に突入!

今年はなんと……、

山形の夕方の顔ともいえる番組「やままる」の裏側に潜入したやまぐら取材班!!!

後編は、いよいよスタジオでの本番の様子へ!

その裏側にある“静かで熱い”舞台に迫ります。

 

1.18:00~ ついに本番!緊張感漂う生放送

18時をむかえ、本番の時間がやってきました。

マイクを身につけ、いざスタジオへ!

やままる_本番 

18時10分からの放送ですが、出演者のみなさんがスタジオに入るのは18時頃。

「10分前なんてギリギリ!!!」と思いませんか?

初めて見るその光景やタイムスケジュールに、やまぐら取材班の方がドキドキしてしまいました。

やままる_本番3

本番中は撮影NGだったのですが、その緊張感を味わってほしいとのことで特別にスタジオ内で見学させていただきました。

本番が始まるとスタジオは一転して音がなくなり、ピリッとした緊張感が漂います。

 

そんな中でも長谷川さんは、落ち着いた表情で、いつもテレビで見ているあの優しい口調で天気を伝えていました。

やままる_本番6

 

放送している間、緊張感が漂うのはスタジオだけではありません。

ここは副調整室、略して副調(サブ)。ニュース番組などの送出を行う場所です。

やままる_本番4

 

少しのミスも許されない、、、そんな空気が漂っています。

画面に映るすべての情報は、スタッフのみなさんによる緻密な連携プレーの賜物!

やままる_本番5  

この日は緊急のニュースが入ることもなく、予定どおりの放送が無事終了!

「お疲れさまでした!」という声が飛び交うスタジオ内では、出演者のみなさんもホッとした表情を浮かべていました。

やままる_本番10

長谷川さんも、緊張から解放されたようにふっと笑顔に。

やままる_本番8

長時間の準備と集中力を要する生放送を終えた後のこの安堵感。

画面越しでは見えない「裏方の人たちの努力とチームワークの結晶」を垣間見ることができました。

やままる_本番7

ほっとしたのもつかの間。

すぐに反省会が始まりました。

「ここはスムーズにいきましたね!」

「長谷川さんが朝から霞城公園に行ってくれたおかげで啓蟄にぴったりの情報を放送できました!」

そんな前向きな振り返りとともに、お互いにねぎらいの言葉が飛び交います。

名称未設定のデザイン - 3

50分間の放送ですが、朝から夕方までたくさんの方の準備や努力が詰まっていることを知りました。

山形のみなさんにより良い「やままる」を届けようとする姿勢。

このような裏側を知ることで、また違った視点で「やままる」を楽しめそうですね♪

2.長谷川麻衣さんインタビュー

密着取材の最後に、長谷川さんに直接お話を伺いました。

やままる_インタビュー2

生放送お疲れさまでした!
今日1日を通して、長谷川さんのお仕事に対する熱意をとても強く感じました。

長谷川さん

そんな風に言っていただけてありがたいです!
好きなことを仕事にできているので、やりがいも大きいですね。

気象予報士になるのは小さい頃からの夢だったんですか?

長谷川さん

「気象予報士になる」と決めたのは大学3年生の時でした。
国家資格に挑戦したいと思ったことが大きなきっかけです。
その中で、理科や物事を伝えることが好きだったこと
誕生日が七夕と空に関係していることなど
様々な理由からご縁を感じ、気象予報士に決めました。
ただ、多くの方の生活に影響する気象情報を、信頼感をもって伝えるためには
まずは社会人経験を積み、社会人として自分を成長させる必要があると考えました。

このため違う業界で仕事をしながら、24歳の時に勉強を始め26歳の時に合格しまし
た。
あえて遠回りしたことを後悔することもありましたが
今では社会人としての土台をしっかりと作ったことは間違っていなかったと思えていま
す。

 

合格率が約4~5%と狭き門の「気象予報士」。

夢を叶えるためにたくさんの努力を積み重ねてきたそうです。

やままる_インタビュー7

長谷川さんは静岡県のご出身と伺いました。
なぜ地元とは離れた山形に来てくださったんですか?

長谷川さん

それは「雪」を知りたかったからなんです!!
気象予報士として、雪を知らずに天気を伝えていくことに違和感を感じまして‥。
静岡は冬でも青空なので、雪の降る土地に行きたいとずっと思っていました。
それを考えていたタイミングで、NHK山形のオーディションを見つけて「ここだ!」と。

ステキなご縁がつながって、今山形に住むことができています。

なんと!
これまたステキなエピソードですね!
実際に雪の降る山形に来てみて、驚いたことはありますか?

長谷川さん

山形市の冬は想像していたほど寒くないなと感じています。
静岡は、晴れていても乾燥した風が強く、気温の数字よりも寒く感じます。
一方山形市は、比較的風が強くなく、雪が積もると保温効果なのか、寒さから守られている感覚さ
えあります。
イメージとしてはかまくらの中にいる感じですね。
実際に体感して驚きました。ただ、庄内や山沿いなど、風が強く気温がより低い地域では想像以
上に寒いです。

私も雪の降らない場所に住んでいたので、すごくわかります!
雪が降ると、意外とあたたかいですよね。
そして夏はとても暑いですし。

長谷川さん

そうなんです!
山形は四季の変化をすごく感じられるのも魅力だと思っています。
春の桜や秋の紅葉もとても美しいですよね!
実際に感じた天気や季節に関わることは、いつもメモするようにしています。

 

長谷川さんがそう言って見せてくださったスマホの中には、天気や季節のメモでびっしり!

やままる_インタビュー3

 

日付ごとにその日の天気に関すること、感じたことが丁寧に書かれていました。

やままる_インタビュー

長谷川さん

1年前の記録と比べて、今年は桜の開花が早いなとか、逆に雪が多かった年だなと振り返ることができるんです。

山形の四季の移ろいを肌で感じながら、少しでも正確な情報をお届けしたいと思って続けています。

なんか、気象予報士は長谷川さんにとって本当に天職ですね♪
実際にやままるの視聴者さんからの反応などはありますか?

長谷川さん

ありがたいことに「天気についてもっと詳しく知りたい」と興味をもってくださる方からお声をいただきます。
1回の放送で伝わりにくかった部分は、翌日の放送でより詳しく取り上げさせていただいたこともありますね。
細かいところまでじっくり見てくださっているのがわかって、本当にうれしいです!
あとはプライベートでもお声がけしてくださる方もいて 笑

視聴者さんからのお声はうれしいですね!
結構細かいところまで見てくださると、やりがいも大きいですね。

長谷川さん

はい!
服装を見てくださる視聴者さんもいるんです!
なので、できるだけその日の放送内容に合った服装を選ぶように心掛けています。

 

そう言ってこの日の服装も見せてくださいました。

啓蟄だったこの日のテーマは、虫を呼ぶ服。  やままる_インタビュー4

虫が集まって来そうな花の柄が大きくプリントされたスカートに、そんな想いがこめられていたとは!!

細かいところまで、視聴者さんに寄り添ってお仕事なさっているんですね!
それでは最後に、「やままる」を見てくださっている方にメッセージをお願いします。

長谷川さん

山形の四季が大好きなのと同じくらい、山形のみなさんの県民性が大好きなんです。
細部まで見てくださる視聴者のみなさんに、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
天気を通して、これからも様々な角度から役立つ情報をお伝えしていきたいと思います。
2025年度も、さらにパワーアップしたお天気情報をお届けしますので、ぜひご覧ください!

やままる_インタビュー6

3.新しい「やままる」をぜひお楽しみに!

新年度のやままるは、新メンバーも加わり、より一層パワーアップしてお届けします。

平日だけでなく土日の夕方 6 時 45 分にも「やままるサタデー・サンデー」を新設!

やまがた愛あふれる「やままる」にご期待ください!

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